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たけやだよりVOL.33  その4

<真っ赤な太陽>
 たけやの営業時間が変わり、夜の部は午後六時開店とさせて頂いております。
それは、お弁当配達があり、どうしても夕方のお届けがありますので、
五時には間に合わないからなんです。でも、この六時開店の思いがけない楽しみのひとつは、
夕陽に出会えることでした。
私は何故か沈む夕陽に心惹かれます。
大村湾沿いを走る電車の中から見た、真っ赤な大きな夕陽。
「こんな夕陽を毎回見逃すなんて何という人生の不幸だろう。
夜の仕事は損だなぁ。」と心から思ったことをしっかり覚えています。
感動で泣きたくなって、どこまでもどこまでも追いかけて行きたくなって、
最後沈みきって空がバラ色に染まってしまうまで見届けたくなるのです。
それが、先日お弁当の配達の帰りに坂の上から夕陽が見えた時の驚きと歓び!
車を止めてしばし見入ってしまいましたね~。
太陽はいろんな顔を持っていますね。朝日は、新しい一日の始まりで、
何か素敵な出会いの予感で心が元気になります。
昨日までのことは「それはそれ」と流して、新しく始まる一日は希望そのものです。
寒い時の陽の光の温かさ。
お日さまと言う呼び名にぴったりの温かさですよね。
それでも沈みゆく夕陽に惹かれて止まないのは、
あるいは終わるいのちを懐かしんでいるんでしょうかねぇ。



  
B!
  

たけやだよりVOL.33  その3

<BGM>
 町の中に店があった頃はビートルズや懐かしい曲が流れていました。
一番最初には「焼き鳥」専門店でしたので、お客様から
「演歌でなくこんな音楽は珍しいね」とよく言われていたようです。
店主の好きな曲を選んでいたんですからねぇ。
それから天神にオープンしてからの選曲は、もっぱら私の独断と偏見で通させて頂いておりまして、
一等最初は「ヨーヨー・マ」のチェロでした。
音が小さいこともあったでしょうが、ほとんど気に留めるお客様もなく、私たちが楽しんでいたものです。
その後はいろんな曲をかけていましたが、なんと、今年に入ってからは「ジャズ」です。
お客様のおひとりが、「たけやにはこれが合うと思いますよ」とお持ちくださったんです。
けれども、一度聴いてみて、「これはバーか、もっとおしゃれでシックな店だろう」と勝手に判断して、お蔵入りになっていました。
ところが、今年になってから雰囲気を変えてみようかなと思い、頂いたCDの曲を改めて聴いてみました。
何となく「いいかもしれないなぁ」と思って流していましたら、
今までになくお客様の反応が早く、好評でした。
それでも、大好きな辻井さんのショパンをBGMにしたらどうだろうと流してみましたところ、
真っ先にクレームをつけたのは、料理人でした。
「その速さでは落ち着いて仕事が出来ない」んだそうです。
その後、今もジャズは流れ続けているのですが、不思議なもので、聴き続けていると馴染んでくるんですね。
今ではすっかりファンになりました。



  
B!
  

たけやだより

今年もあっという間にひと月が経ってしまいました。
2月になりますと佐世保でも雪が降り
寒さがこたえますが、豪雪に見舞われ被害の出ている地域の皆様のことを思うと胸が痛みます。

たけやだよりの春号の投稿をお願い致します。
2月の半ばくらいまでにお届けくださいませ。
楽しいお便りお待ち申しております。



  
B!
  

あけましておめでとうございます。

謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

平素は格別のお引き立てにあずかり、厚く御礼申し上げます。
本年も何卒よろしくお願い申し上げます。

暮れのおせちが済み、掃除、片付けと追われ
あっという間に今年も早や2日。
しなくてはならないこと、やりたいことが山積み
していて、どこから手を付けたらよいのやら・・・

「ダンシャリ」ですよ!!って言う声が聞こえそうですね。
今年は挑戦してみようかしらと考えています。
それよりも「半日外へ行っていたら、綺麗に捨ててあげるよ」
つて言う友人に頼んだほうが早いんでしょうか???

今年の営業は5日よりとさせて頂きます。
皆様のお越しをお待ち申しております。



  
B!
  

たけやだよりVOL.32  その6

《終わりに》
それまでは年賀状のやり取りをする数少ない同級生の一人だった彼女が、ぐっと身近になり、
共にこの時代を生き抜く大切な友人となるのに、そんなに時間は必要ありませんでした。
四十年以上も会うことがなかったのに、今回チャンスがあり電話で話した時の懐かしさ。
会うまでの数日は待ち遠しくてなりませんでした。
子供の頃の友人は一瞬で時空を超えて、〇〇ちゃん、〇〇さんに戻れるといいますが、本当なんですよね。
それも親友と呼べるほどの深い付き合いをしていたわけでもないのに、です。
いわば、初めて彼女の人生に触れさせて頂いたようなものなのに、
何故か、彼女の気持ちが私の心に流れ込んできて、
それまでの彼女とは全く異なる存在として、私の中にすうっと住みついてしまいました。
外から見ただけでは分からないものを、人はその人生で経験しています。
その幼い頃からのひとつひとつの出来事は、必ずその人の心に影響を及ぼし、
物の見方や考え方となって、その人自身のものになり、現在の自分をつくってしまいます。
短い時間の出会いでしたが、私たちは互いの人生の一部を分かち合えて、
少なくとも私にとって、彼女は大切な友人となりました。
また会いたいし、今度は佐世保にもぜひ来て欲しいです。案内したい所もたくさんありますし、
何よりも、もっともっと一緒にお話しをしましょ! 

一つだけお願いがあるんです。自分を大事にしてね。
そして、生れてきてくれてありがとう。



  
B!
  

たけやだよりVOL.32  その5

《おせち》
今年も早や、おせちを考える時期になりましたね。
あっという間に一年が過ぎていくようで怖いですね。年をとると一年一年が
若い頃とは比較にならないほど早く過ぎていくと聞いたことがありますが実感です。
昨年はご案内もせずに〆切ったので、ご迷惑と混乱を招いてしまいました。
そこで今年は、こんなにも早くからご予約頂きますようにご案内とお願いをさせてください。
昨年の箱をお持ち下さいますと、二千円お引きいたします。
もうそろそろおせちの重箱が届き始めました。
材料の関係で、おそらく十二月の始めには〆切らせて頂くことになると思いますので、
お早めにご注文下さいませ。

 おせちのお値段
  二人前 一万四千円
  五人前 三万円

《コース料理》
★季節を味わって頂く、お任せコース料理は
 (先 付・ 造 里・ 焼 物・ 箸休め・ 
揚 物・ 煮 物・ 止 椀・ デザート )等
お一人様三九九〇円(税込み)
お二人様より、前日までにご予約ください。
その他、ご予算に応じて、また、お集まりの皆様に応じたお料理を様々に
ご準備させていただきますので、お気軽にお申し付けください。
これからの季節はきのこも美味しくなりますね。
牡蠣などの魚介類などを、昆布板に乗せて炭焼きでどうぞ。
また、ギンナンも美味しくなりました。
食べ過ぎにご注意!



  
B!
  

たけやだよりVOL.32  その4

《祭りの季節に》
秋は本当に祭りの季節ですよね。長崎県では「おくんち」ですか。
長崎っ子の祭りの血が騒ぐそうですから伝統のすごさを感じますね。
佐世保でも今年は全国からの参加者を含め、七千人もの人が集まって、「よさこい祭り」が開催されました。
あいにくの雨でハラハラしましたが、町に流れる音楽と、踊り子さんたちの華やかな衣装に、
「いつもと違う「ハレ」の雰囲気に包まれ、私もワクワクしながら、会場に行きました。
それまで、「よさこい」のことにはあまり関心がなかったのですが、孫が参加するということで、
昨年より、わざわざ見に行くようになりました。
本当にすごいと思うのは、青春の耀き!と言いますか、未来そのものの青年や子供たちが、
(もちろん壮実年世代の方々も)、弾けんばかりの笑顔で爆発するんです。
見ているほうも嬉しくなって立ち尽くし、一生懸命応援します。
大勢の人がこの日のために練習を重ねているわけです。いわば、その人のいのちの時間を費やして、
見ている者にも勇気を与えてくれるんですね。
中でも海上自衛隊チームの演舞を見たとき、震災の深い痛みと、復興への願いを感じましたね。
それぞれのチームにテーマがあって、一生懸命ですから観客に伝わるんですよね。
私が見たのは全体のほんの一部なんですが、
今年は「絆」をテーマにしているところも多かったんじゃないでしょうか。
このエネルギーを集めて、復興へ、日本再生へ繋げていきたいですね。



  
B!
  

たけやだよりVOL.32  その3

《おまわりさん》
前回のたけやだよりに書かせて頂いたんですが、一時停止のお話し、覚えておいででしょうか?
天神二丁目の新道から福石小学校の前あたりに出るカーブがあるんですが、
天神山から降りてくる車が見えにくいので、いつものように、前に出て、首を伸ばし確認していました。
すると、ピピピーッと笛の音がして、笑顔のおまわりさんが飛び出してきました
「ここは一時停止ですよなぜ止まりませんか?」と聞かれた、あの話です。
私は四十五才で車の免許を取りました。自慢ではありませんが、交通標識にも疎くて、
あちらこちらにご迷惑をおかけしていると思います。
で、この時もバカまる出しの答弁をしました。
でも、この日から、私は一時停止の所ではきちんと止まります。止まって解ったことは、
一時停止線の所で止まったほうが、全体がよく見えること。
そして、スムースに通れるような気がすること。

 あの時のおまわりさんの笑顔は素敵でした。
罰金を取られ(?)なかったから素敵だったんじゃなくて、
「説諭(せつゆ)」と言うのはこんなことだなって思えたからです。
いくら私たちが交通ルールを守らないからって、
罰金のために見張っているとしか思えないおまわりさんもいらっしゃいましたよ。
目的は事故を未然に防ぐこと! でも説諭とは程遠い接し方では、

逆に反感だけが残って事故の基?になりかねませんよね~。
おまわりさんのご苦労とご努力に関しては、心からの感謝とねぎらいの思いを込めて、
感じたことをお話ししました。



  
B!
  

たけやだよりVOL.32  その2

コーヒー
お客様方から、「とっても美味しいコーヒーを飲ませてくれるから」と教えて頂き、店主と二人で出かけました。
専門店がどんどん少なくなる中、寂しい思いをしていましたが、本当に美味でした。
運ばれたコーヒーの香りの懐かしさ。口の含んで余韻を楽しんでいると、
ふいに『ペルー』や『美美(びみ)』といったお店が浮かんできて、懐かしくて胸の奥から熱いものが込み上げてきました。
『美味しいものと出会うと元気が出て、よし、俺も頑張るぞっていう気持ちになるんだよ。』
とマックさんが口癖のように話してくれていましたが、
実感でした。そして、幸せでした。
 毎日、店主が何種類もブレンドして飲ませてくれるコーヒーは、それはそれで美味しいし、
文句もありませんでしたが、こういうものと出会ってしまいますと・・・。
帰り道、「うちに帰って、あのコーヒーを飲むのが嫌になるなぁ」という店主のつぶやきが、
この日の満足度を現していると思いました。
 一杯のコーヒーで幸せになれる。
一度の出会いで豊かになれる。
嬉しいひと時を頂きました。



  
B!
  

たけやだよりVOL.32  その1

《一期一会》
その人は私の肩を力を込めて抱き、左右の頬を寄せて挨拶しました。
私はこのような挨拶の仕方を初めて体験しましたので、驚きました。
中東の女性で、黒い服に頭から黒いスカーフを巻き、日本では異様にさえ映る民族衣装です。
テレビで見ていた時は、軽く頬と頬を寄せているように見えていましたし、
アメリカ人の友人たちの挨拶は、同じように接してもとても軽やかでした。
帰りにも眼にうっすらと涙をにじませ、私の両頬に軽くキスをしてくれました。
 それから数日経ても、この出会いが忘れられず出会いの深さと、重さと、神秘のような、
「もしかして、私は過去世でこの方とお会いしていたのかもしれない」などと思えるような深いご縁を感じてしまいました。
実は彼女がご病気であることを、友人から教えられていて、もちろんご本人もご承知のことです。
ですから一日一日が、ひとつひとつの出会いが、かけがえなく思えるのかもしれませんね。
重い病の身をおして、数時間もかけて娘のいる日本を訪れるということは、無謀に思えますが、
親の情というものは、そうしたことも超えてしまえるのでしょうか。

「おいしかった」と日本語で伝えて下さるこの方に、とても温かいものを頂きました。
一期一会、「彼女のことを決して忘れない」と、心に刻みました。



  
B!