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たけやだより vol.41 その5

《終わりに》
 たけやが、夜は事前にご予約頂いたお客様のみの営業を始めてから、
随分になります。
お客様方には大変ご迷惑をおかけ致しまして心苦しく思っております。
ご予約のない日は完全に店を閉めておりますので、例え、ご来店頂きましても、
ご挨拶もせず失礼をしてしまいます。
 数年前に、料理人の息子が
「歳を取ったらウンと田舎に店を作って、一日一組のお客様のために料理を作る
ような暮らしもいいなぁ。」
と話しておりましたが、ここ天神町も、
充分町外れで、へんぴな所での営業には
違いありませんが、もっともっと自然に
囲まれた庵なんかをイメージしていたんでしょうか。
それがこんなに早くそうした
形態になるとは思わなかったんでしょうけど、今、一日一組のお客様のために、あれこれと思いを巡らし、
市場での思いがけない食材との出会いにワクワクして献立を変更したり、
と四十歳にして、まるでご隠居さんのような生活?に入っています。
 ただ、本物のご隠居さんと異なるのは、宅配のお弁当の準備をして、昼のランチのために蕎麦を打ち、
時には、ご法事や、
おもてなしのお弁当を作ったり。
ですから毎日店が閉まっている時にも
彼はけっこう働いているんです。
日曜でも翌日の仕込みで夜遅くまで
厨房に居ます。
「美味しかった」「嬉しかった」
「元気が出た」というお客様のお声を励みに頑張っているんだと思います。
 本当に有難うございます。
 誰か一緒に働いてくれる人、夢を共有
できるような仲間を得ることが出来たら、その時には、またまた、たけやはスタイルを変えるのかもしれません。



  
B!